「教えてもらった和食作ったよ!」と、その後も交流が続くことも嬉しい

NAGOMI VISITホストの方へのインタビューをご紹介します。今回は、東京で受け入れをされている高柳さんへお話を伺いました。

事務局)高柳さんは2014年にNAGOMI VISITのホストとして登録をされて、これまでに10回のホームビジット受け入れをされていらっしゃいます。まずは、どうしてNAGOMI VISITのホストをしようと思ったのか教えてください。また、最初に期待していたことはありましたか?

t1高柳さん)海外旅行に行く度に現地の方々の親切(道を教えてくれたり、料理の食べ方を教えてくれたり)に出会い、滞在した国が大好きになりました。逆の立場で日本に遊びに来た海外の皆さんに日本を好きになるきっかけに自分達がなれたら良いなぁと思い、ホスト登録をしました。また、ホームビジットを通して自分達の視野が広がることを最初に期待していました。

事務局)現在、最初に期待していたことは実現できていると感じますか?

高柳さん)色々な国の方が自宅に遊びに来てくれて想像以上に楽しいです。 というのも、自分達(日本人)にとっては当たり前のことに驚いたり、深く興味を持ってくれるゲストが多く、そのおかげで自分達の視野が広がり、料理法の意味についても考えるようになりまし た。但し、語学力が中々追いつかないのですが難点ですが。

事務局)ホームビジット当日を、ゲストと一緒に楽しむために心がけていることを教えてください。

高柳さん)ゲストと一緒に料理を作ることが多いので、事前に使用する食材や手順を簡単に英語でまとめ、「Let’s cook!」の前にゲストに確認してもらっています。料理が始まると自分達も料理に集中してしまうので、ゲストからの質問に英単語すらが出てこないことが多いです。また、事前に当日の献立を連絡し、ゲストから意見をもらうようにしています。

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事務局)ホームビジット後も友人としてつながり、良い関係性を築いているゲストはいますか?良い関係性を維持するためにしていることがあればぜひ教えてください。

高柳さん)「あなたの国のこんな情報を日本で聞いたよ」といった事やゲストが住んている近くで災害・事故等のニュースを耳にした時はメール等で状況確認をしてしまいます。 また、帰国したゲストから「教えてもらった和食作ったよ!」と嬉しい連絡ももらいます。そしてその都度「こちらにも遊びに来てね」とのメッセージを貰い、遊びに行きたい国が増えています。

事務局)2018年はNAGOMI VISIT初めての試みであるミートアップオーガナイザーとして企画をしてくださり、ありがとうございました!ズバリ、実際にやってみていかがでしたか?

高柳さん)企画してみて思ったのは「自分は人見知りではなかった!」と言うことに気がついたことです(笑)。 海外の方でも日本の方でも「こんにちは、はじめまして」から全てのご縁が始まることをとても強く感じています。全てのご縁には何かしらの意味があると思っていますので、今後もミートアップオーガナイザーは続けていきたいと思っています。 ホストの皆さんの悩みって大抵同じで、ミートアップが終了する頃には「みんなおんなじ悩みじゃない!」とホスト同士が笑って終わる、というのが常です。 ご都合が合えば、沢山のホストの方にミートアップに参加いただければ嬉しく思いますし、全国にいるホストの皆さんともっと交流したいと思っています。「今度東京に行く予定があるのだけど」と いうメッセージ頂ければ、ミートアップの企画を検討しますので、メッセージお待ちしております(笑)。

事務局)NAGOMI VISITは、ホームビジットの活動を通して1人1人が多様性を経験し、言葉や国を超えて相手と認め合い尊敬し合う関係性を築いていくことのできる社会を目指しています。高柳さんは、NAGOMI VISITでホストを始める前と今を比較して、このゴールに近づいていると感じますか?

高柳さん)たった2、3時間ではありますが、料理を一緒に作って食べて、飲んで笑ってという体験を通して、むしろ言葉ではないものが伝わると感じています。色々な価値観があるということをゲストを通じて知ることが出来ていますし、ゲストから「Japan」を客観的に教えてもらうことで改めて日本を知ることにもなり、日本に居ながらにしてこの経験は自分達の成長につながっていると信じています。

事務局)最後に、これからのNAGOMI VISITに期待することを教えてください。

高柳さん)NAGOMI VISITのご縁とそこから得られる体験をホスト及びゲストにもっと感じて頂きたいと思いますし、日本に興味のある海外の皆さんへの積極的なアピール活動を続けて頂くことを期待しています。

また、ホスト同士の交流・情報交換は主にFacebook だと思いますが、もう少し気軽にできる方法があれば良いなとも感じています。少ない運営メンバーでは限界もあると思いますので、ホストが“ちょっとお手伝い”出来ることがないかなとも思っています。 今後もホームビジットとミートアップと通じて、少しでも社会に貢献できる活動の一助に少しでもお役に立ちたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。