ホームビジットでゲストと食事をしながらお話すると、毎回いろんな発見があります。お互いの共通点で盛り上がったり、違いに納得したり、これまで考えてもみなかった新しい視点が拓けたり。また時には、ゲストとのコミュニケーションの中で「あれは何だったんだろう」と素朴な疑問を抱くことも。
NAGOMI VISITでは、年間数回ホストに直接お集まりいただき、ホスト同士で情報交換ができる場を設けています。今年は12月9日、東京周辺のホストの皆さんとホスト交流会を実施しました。
今回は、異文化コミュニケーションを長年研究されていらっしゃる東海大学山本教授と、山本先生のゼミ学生の皆さんにもご参加いただきました。
今回のワークショップでは、山本教授から文化背景の違う人同士で起こり得る誤解はそもそもなぜ起こるのかというお話や、それに対してどう考えるべきか、という点を具体例を交えてお話いただきました。また後半では、ご参加されたホストに対して「Nagomi Visit のホストを始める前とホスト体験をした今を比較すると、どのような気付きや変化がありましたか?」という問いかけがあり、ホストの皆さんがそれぞれの受け入れ経験を振り返りながらお話いただく時間となりました。
NAGOMI VISITでは、このような個々人が経験する1つ1つの気付きや成長が、多文化共生社会を作る上で大事な役割を担っていると考えています。
今回のワークショップを通して「視野が広がった」「成長した」という部分が一体何なのか見える化をしてみることで、次のホームビジットでゲストと交流をする時には、さらにまた一歩進んだ異文化交流をしていただけるのではないかな、と思っています。