おかずはごはんのお供ではない

ホストの本音⑨

おかずはごはんのお供ではない

ゲストにプレゼントするお品書き

毎回ゲストにプレゼントされている、手作りのお品書き。

まさひろ:あとさ、ごはんね。白い、スチームライス。シンガポールの人たちは、ごはんを好んで食べてくれたんだけどさ。

楠:うんうん。

まさひろ:その他の、ヨーロッパからの人たちからは、別にごはんってなくてもいいっていう、率直な感想をもらったよね。

あすか:うん、っていうかいつもごはんが残る!

まさひろ:そうそう、必ず残るの。

あすか:カッチカチにごはんが固まっちゃって。

まさひろ:で、そう、、あのねー、食器洗いが大変(笑)

楠:そっか、現実問題として(笑)

まさひろ:そう、現実問題として。(笑)

あすか:なんかごはんって、一緒に食べる習慣がないんだなーって思ったから、なるべく最初からちょっと少なめにするとかの工夫をしてるよね。

楠:それも習慣的な違い、なんだね。

まさひろ:そうそう。

あすか:あれだよね、肉じゃがって私たちにとってはごはんと一緒に食べるおかずだけど、彼らにとっては、芋も主食になるわけで。そしたら、芋とごはんを一緒に食べるっていうのが、そもそも不自然なんだろね。味付けが、ほんと、ごはんのお供って感じじゃないんだろうね。

まさひろ:だからさ、そのへんは俺らがわかってないといけないなって思ったよね。完全にアジアとヨーロッパでバックグラウンドが違うからさ。

楠:彼らにとっては、ごはんはおかずのお供じゃないと。

あすか:そうそう。まあ、人によっても違うだろうけどね、私たちはそう感じたから、気をつけるようにしてるよね。

まさひろ:そう、だからと言ってさ、そこにパンを並べてもおかしいじゃん。うちらは肉じゃがとパンを一緒に食べるってことはしないわけで。

真田:確かに。(笑)

まさひろ:だから、うちらの食事スタイルはさ、ごはんがあって味噌汁があってごはんのお供でおかずがあって、っていうのを紹介してわかってもらいつつ、工夫してるかな。

(続きます)

ホストの本音① たこ焼きはいつも好評!
ホストの本音② スペインのお母さんの話
ホストの本音③ 最初に不安だったこと
ホストの本音④ ホームビジット重ねてくとさ、英語もどんどん出てくるようになるよね
ホストの本音⑤ 旅行者が体験できるリアル。それがホームビジット。
ホストの本音⑥ 年齢って関係ないんだなって本当に思った
ホストの本音⑦ 普段の日々を、新鮮に感じる!
ホストの本音⑧  最初は「日本の文化、日本の食事を紹介すればいいんだな」って思ってたけど、それだけじゃない
ホストの本音⑨  おかずはごはんのお供ではない
ホストの本音⑩  ゲストと一緒に作る楽しみ
ホストの本音⑪ 自分と文化が違う人たちと、交流したい人がホストに向いてる。
ホストの本音⑫  すんなりと全部伝わるより、一生懸命がんばって話して、伝わるっていうのが嬉しい
ホストの本音⑬ いろんな刺激を受けて、視野が広がる
ホストの本音⑭ 街中の旅行者を、身近に感じる