よく自治体や大学で主催するホームステイやホームビジットがありますが、Nagomi Visitはこれらとちょっと違います。 最近話題になっている、旅行者同士がお互いの家に宿泊できる仕組み(カウチサーフィンやAirbnb)とも違います。 どんなところが違うの?という視点で、Nagomi Visitの特色をまとめてみました。
Nagomi Visitとは
- 宿泊をともなうホームステイではなく、数時間だけ自宅にゲストを招くホームビジット
- ゲストは日本に住んでいる外国人や留学生ではなく、日本に初めて来る旅行者が多い
- お昼ごはんか夜ごはんを一緒に食べる
- ホストがボランティアではない
- ホストの自己紹介を、ホストは日本語で登録すればOK。きちんとした英語で紹介される
- 予約や待ち合わせに関するやり取りをホストは行わなくてOK
それぞれの特徴について、もうちょっと詳しく説明しますね。
1. 宿泊をともなうホームステイではなく、数時間だけ自宅にゲストを招くホームビジット
ホームステイのホストや、Airbnb、カウチサーフィンに登録すると、ゲストがホストの自宅に宿泊することが前提になります。 既にこれらを利用しているホストの方にお話を聞くと、長期間に渡って生活を共にする(数日〜数ヶ月、長い場合は1年など)ので、家族のように接することができ、変に気を使ったりしなくていいところが楽に感じる、ということがあるそうです。 逆に、宿泊のためのスペースや食事を用意するなどホストとしての負担も多くある分、特に都内のマンションにお住まいの方だとまずスペースの問題がありホームステイのホストになることを断念してしまう方も多いようです。Nagomi Visitではホームステイは運営しておらず、ホームビジットのみですのでホストのご自宅にゲストが滞在するのはお食事の時間の数時間のみ。宿泊を伴わない分、気軽に受け入れをしていただいています。ここがホームステイと大きく違う特徴です。
2. ゲストは日本に住んでいる外国人や留学生ではなく、日本に初めて来る旅行者が多い
自治体や大学が主催する多くのホームステイやホームビジットは、参加者であるゲストが留学生の場合がほとんどです。 そのためゲストのニーズとしては、日本語を話してみたいという希望が多くなります。 その点、Nagomi Visitのゲストはそのほとんどが短期間で日本に観光で来ている旅行者ですので、会話は全て英語となります。ホストは流暢に英語がしゃべれないといけないということは全くありません。ジェスチャーを使ったり辞書を引きながらでも楽しくコミニュケーションしようという気持ちが大切です。
3. お昼ごはんか夜ごはんを一緒に食べる
自治体や大学が主催するものでも、ホームビジットはよくある形です。 ゲストが自宅に来て何をするのかはプログラムによって違うのですが、Nagomi Visitでは、お昼ごはんか夜ごはんを一緒に食べることをメインにしています。 ただし、かと言ってホストは何か特別で豪華なごはんを用意してください、ということではありません。ザ・和食的なメニューでないといけないということでもありません。 ゲストにとって体験したいのは、あくまでも日本の一般家庭の普通の普通のごはん。 レストランでは食べられない家庭料理を体験できる、というのがゲストにとってこのプログラムに参加する価値になります。 なので、ホストにはいつものおうちごはんを、海外からのお客様と一緒に食べるという感じで考えていただければと思っています。
4. ホストがボランティアではない
ごはんを準備するとなると、当然材料費がかかるわけですが、Nagomi Visitのホストの皆さんには参加ゲスト1名あたり1,500円を材料費としてお返ししています。 自治体や大学等が主催するホームステイ、ホームビジットは経費等はホストが負担するという条件であることも多いようですが、この点も和キッチンのホームビジットと異なる点です。 また、経費をホストが負担するという点から、ホストになることは一般的に「ボランティアをする」ということになっていますが、和キッチンのホストはボランティアではありません。 これは経費の部分もそうですし、ホストをすることによって何らかのメリットを得られる方にホストをしていただきたい、という意味でもあります。 何らかのメリットはホストによって違ってきますが、例えば「英語を話す機会を得たい」であったり「文化の異なる人たちと交流をしたい」「我が子に外国人と自然に接する環境を与えたい」などなど。 お金を払うことなくこの辺りの希望を叶えつつ、ホストとしてゲストと過ごす時間を純粋に楽しんでいただける方にホストになっていただけたらと思っています。(そして、そういう方が和キッチンのホストに向いていると思っています。)
5. ホストの自己紹介を、ホストは日本語で登録すればOK→きちんとした英語で紹介される
Airbnbやカウチサーフィンに既に登録している方はご存知と思うのですが、これらサービスを利用する場合基本的に自己紹介となるページは英語でご自身で準備することになります。 Nagomi Visitにホストとして登録する場合、情報は全て日本語でいただき、Nagomi Visitがネイティブにきちんと伝わる英語に翻訳したテキストになりますので、「受け入れはしたいけど、それまでの準備が大変」ということもありません。
6. 予約や待ち合わせに関するやり取りをホストは行わなくてOK
上記5.の続きになりますが、Airbnbやカウチサーフィンの場合は例えばゲストからリクエストがあった場合は当然ご自身で受け入れの可否を連絡したり、受け入れる場合には待ち合せ場所や時間、その他受け入れに関するルール等を毎回ゲストと英語でやり取りすることが必要になるわけですが、Nagomi Visitではホストはこの辺り特に何もする必要がありません。 ホストは、リクエストがあった日程と人数を受け入れられる場合のみアクションを起こしていただければそれでOK。ここも、Nagomi Visitでホストが気軽に参加できる特徴です。